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新庁舎見学会を終えて
平成16年8月、上野原町の「新庁舎・文化ホール(もみじホール)が、完成しました。これは上野原町民として大変喜ばしいことであり、また誇らしくも感じています。
この新庁舎を一言で表すと、‘人にやさしい庁舎’ということができるでしょう。多目的トイレの設置、広いロビー、エレベーターの設置、低く設置された窓口、多目的ホール内の母子室、枚挙に暇がありません。特に、多目的トイレは、1階から3階、文化ホール棟、庁舎棟の両方、計6箇所設置されています。また、環境への配慮も忘れていません。ソーラーパネルの設置、雨水を貯めトイレで利用する設備などがあります。 |
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私共のように、新庁舎の完成を喜ばしく思っている人ばかりではないことでしょう。「予算が掛かりすぎではないか」「合併の先行きが不透明」等、さまざまな意見があると思います。しかし現在の庁舎のままで業務が滞りなく行えるかといえばどうでしょうか。予算についても何度も建て直すことはできるません。ですから、この新庁舎を肯定的にとらえて利用することにより、より文化的に洗練された上野原町が発展していくことが大切であると考えます。写真上の議場は1階ロビーに設置のテレビモニターで視聴できるなど、わたしたち町民が気軽に政治に関心を持ち参加できるよになりそうです。 |
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また、新庁舎建設にあたっては、広報やホームページでの情報発信、建設現場見学会、そして今回の新庁舎見学会が企画、実施されたことにより、町についてほとんど何も知らなかった私共が上野原町について考えるきっかけをあたえてもらいました。
「地方自治は民主政治の最良の学校、その成功の最良の保証人である」(J.ブライス)という有名な言葉が示すように、私たち一人一人の住民が、身近な地域社会である上野原町のことに関心を持ち、それに参加していくことは、私たちの暮らしの根幹を成す民主主義制度を理解するうえで大変重要なことだと思います。 |
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(平成16年8月記) |
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